高崎市屋外広告物審議会開催
(2011年11月7日)
景観と調和を重視、今後の対策を検討
7日に第1回高崎市屋外広告物審議会が開催された。
高崎市が中核市に移行したことで、屋外広告物に関する権限が県から市に移譲され、伴って市長の諮問機関として同審議会が設置された。
委員には学識経験者、広告関係団体の代表者、公募市民など10人が就任し、富岡市長から委嘱状が手渡された。会長に高崎経済大学地域政策学部准教授の友岡邦之氏、副会長に弁護士の長井友之氏が選出された。
審議では、「案内誘導看板は条例に不適合なものが多い」、「壁面広告は条例には適合しているが、景観を阻害しているものが多い」などの高崎市の屋外広告物の現状が報告され、委員が問題点を共有した。高崎市は「屋外広告物は数が多く、グレーゾーンのものなど複雑な問題を多く含んでおり、対策をしっかりと練らなければならない」と課題を示した。
富岡市長はあいさつの中で「屋外広告物は都市の景観を形成するもので、景観を乱すものもできている。審議会の皆さんの知恵を借りて、よりいい都市景観をつくりたい。」と述べた。友岡会長は「生活空間の快適さを考える上で、景観は大切。どのようなポリシーで景観を整備するのか、方向性をこの委員会で決められたらいい。」と委員会への期待を述べた。
今後は、審議すべき課題に応じて開催される。