震災の影響やわらぐものの業況は横ばい
(2011年10月28日)
高崎信用金庫市内中小企業に調査
高崎信用金庫は、市内中小企業348社に対し、景気の現状と今後の見通しについて調査を行った。
「業績が良い」の回答数から「業績が悪い」の回答数を引いた業況判断指数(DI)は、「7月~9月期」は、マイナス38となり、前回調査の「4月~6月期」から1ポイント上昇した。
サプライチェーンの復旧など、東日本大震災の影響はやわらいでいるものの、欧州経済や急激な円高への懸念から、先行きに対する不透明感が高まっており、本格的な回復には至っていない。
年末のボーナス商戦などを見込んだ「10月~12月期」の業況予想DIはマイナス32で、「7月~9月期」の実績よりも6ポイント上昇した。特に、卸売業では、食料、飲料、農畜産物・水産物を中心に大幅上昇を予想し、「7月~9月期」の実績マイナス45から、「10月~12月期」の業況予想がマイナス8と、回復を期待している。