制作費は全て広告料/高崎市「暮らしのガイドブック」
(2011年10月18日)
18万部発行。制作費1600万円を広告でまかなう
高崎市は、中核市に移行し、市の業務内容が変更になったため「暮らしのガイドブック」を改定した。ガイドブックは、高崎市への転入者向けに、市の施設や手続きなどを紹介するもの。今回は、中核市の業務が盛り込まれたことから、広報10月15日号とともに、市内全世帯への配布も行った。
ガイドブックは、A4版98頁オールカラーで、全戸配布分15万2千部と転入者分2万8千部、合計18万部を制作した。制作は、株式会社ゼンリン前橋支店と共同で行い、制作費1600万円を、全てガイドブックに掲載する広告でまかなった。
広告は1枠5万2500円からで、市内企業162件の協賛を集めた。
14日の高崎市議会総務教育常任委員会で、高崎市は「全世帯配布と転入者全員に渡すことが、協賛企業にメリットとして評価していただいた。今回はモデルケースとして実施したが、今後も取り組んでいきたい」と報告した。議会は「市の支出がゼロでできたことはすばらしい。税外収入の成功例として、今後も取り組んでほしい」と評価した。