放射線量など航空機モニタリング調査/群馬県
(2011年9月27日)
航空機モニタリング調査結果をマップ化
群馬県は、広域的な放射性物質の影響を調査するため、航空機モニタリング調査を実施し、結果をマップとしてまとめた。
測定期間は、8月23日から9月8日。群馬県の防災ヘリコプターに、米国エネルギー省から借用している航空機モニタリングシステムを搭載し、地表面から1mの空間放射線量と地表面への放射性セシウムの沈着量を、日本原子力開発機構の職員が測定した。
マップは、調査結果を9月8日現在の値に減衰補正し、これまでの調査結果や研究による知見が反映されている。
航空機モニタリング調査の結果から、周囲より放射線量の高い地域として、これまで判明していた沼田市北部から川場村にかけての地域の他に、桐生市、みどり市北部などにも、周囲より放射線量が高い可能性のある地域が存在することが新たにわかった。
高崎市内は、空間放射線量、放射性セシウムの沈着量ともに中山間部で数値がやや上昇する傾向を示している。