高崎警察署を分割し2署体制に/県議会
(2011年9月26日)
高崎市を2署で管轄していく考えを確認
合併により、高崎市域が拡大し、3月には藤岡警察署の管轄だった新町、吉井町が高崎警察署の管轄となった。高崎署の業務負担は大きく、これまでも検討されてきた高崎警察署の分割について、21日の群馬県議会一般質問で、清水真人議員の質問に答え、嶋崎警察本部長が考えを示した。
嶋崎本部長は、「高崎警察署の分割は、群馬県警察の最重要課題の一つになっている。高崎市は、二つの警察署で管轄していく。高崎市からも県知事に対し、早期に新署を設置し、管轄区域を分割するよう要望されている」と述べた。
分割する区域については、県警の再編整備委員会での検討結果や、関係機関の意見を聞き、「警察の任務を最も能率的、合理的に遂行できる分割案を策定し、県民に示したい」とした。時期や今後の予定については触れなかった。
清水県議は、「どこに警察署を設置するか重要だ。現在の高崎警察署と違う場所にするのか、二つの警察署を一度期につくるのは財政的に不可能だと思う。高崎市のまちづくりを考慮しながら、どこの位置が市民、県民の安心安全にとって良いのか検討してほしい」と要望した。