中居小で異臭/児童4人を病院に搬送
(2011年9月13日)
床塗装工事の接着剤が原因か。児童の健康に問題なし
高崎市教育委員会は、9日に中居小で発生した異臭事故について概要を発表した。
9日午前9時頃、中居小北校舎3階の算数教室で異臭があり、授業を受けていた6年生児童の何人かが「気分が悪い」と訴えた。
担当教諭が早めに授業を切り上げ、気分の悪くなった児童を保健室に連れていき、症状が改善した児童は教室に戻した。不快を訴えた児童4人について念のために救急車を要請し病院に搬送した。
病院の診断では、特に問題はなく、通常通り授業を受けてもかまわないとされ、約2時間で学校に戻り、児童全員で、給食を食べることができた。
市教委の調査で、異臭は、中居小の耐震補強工事による北校舎の床面塗装の関係で発生したものとわかった。
工事業者が、床面にコーティング材を貼り付けるための接着剤づくりを校舎の外で行った時間と、異臭が発生した時間が重なるため、気体が上昇し、外から教室の中に入ったものと考えられるという。