高崎市での避難生活者362人/8月末現在
(2011年9月9日)
放射線量や、就労・就学に不安
高崎市は、8日の高崎市議会一般質問で、木暮孝夫議員の質問に答え、東日本大震災と福島第一原発事故による放射性物質漏れで、高崎市に避難している人の現状について報告した。
高崎市内で避難生活を送っている人は、8月末現在で362人おり、牛伏ドリームセンターに26人、市営住宅に39人、県営住宅に46人、雇用促進住宅に51人、民間住宅等に119人、国立コロニーのぞみの園に81人となっている。県別では岩手県が5人、宮城県が12人、福島県が345人。
福島原発の事故のために、本市に避難している人の中では、生活再建のめどがたち、帰った人もいるが、放射線量への不安、地元での就労先の問題、子ども達の就学に心配があり、多くの人の帰宅が困難で、不安な生活を送っている。
高崎市では、早く安心した生活を取り戻してもらえるように、全世帯に情報を届け、相談などの支援を継続していく。