直結増圧方式を導入/共同住宅の各戸メーターも市に
(2011年7月27日)
条例変更し来年4月1日から
高崎市水道局は、給水方式の拡大と共同住宅の各戸メーターの取り扱い変更について示した。
高崎市の給水方式は、配水管の水圧で4階まで給水できる直結直圧方式、4階以上等の建物における受水槽方式となっている。今回、新たに認める「直結増圧方式」は、増圧ポンプで加圧することで建物の高層階まで直結できる方法で、受水槽が不要となる。受水槽スペースの有効活用や維持管理費の低減といったメリットがある。水道局では、10階程度あるいは50戸程度の共同住宅まで直結可能になるとしている。現地調査の上、配水管などの給水設備が基準を満たしていれば、来年4月以降、導入を認めていく。
また、水道局は、受水槽方式の共同住宅における各戸の水道メーターの取り扱いについて、変更を行う。
現状は、住宅全体の使用量を量る親メーターを水道局が貸与し、各戸の使用量を量る子メーターは、共同住宅の設置者・管理者の負担で設置していた。水道メーターの有効期間が8年のため、水道局から貸与される戸建てに比べ、交換の費用負担が大きいと、市民からの陳情も受けていた。水道局では、共同住宅の各戸メーターも水道局貸与とし、給水サービスの向上をはかる。
9月に条例改正等の制度整備を行い、市民に周知、平成24年4月1日の施行を予定。