2012年までに1万世帯は難しい/太陽光発電導入
(2011年6月29日)
今年3月に発表した「新エネルギービジョン」
環境への負荷を低減するため、高崎市は今年3月に、太陽光や風力など自然の力を利用したエネルギーの導入などを盛り込んだ「地域新エネルギービジョン」を策定した。
このビジョンの中では、太陽光発電、太陽熱利用、小水力発電の導入目標が掲げられ、高崎市では、日照時間が全国平均を上回っていることから、太陽光発電や太陽熱利用の優位性が示されている。
短期目標として、高崎市は、2012年までに全世帯の1割に太陽光発電を導入、中期目標として2020年までに設備容量10万キロワットを掲げている。
高崎市の世帯数は15万3400世帯で、その1割は1万5千世帯余となる。高崎市議会6月定例会総括質疑で、木暮孝夫議員が「1万世帯への導入が実現できればすごいことだと思うが、目標達成についての取り組みは」と質問した。
富岡市長は「個人住宅への設置戸数は、およそ2300戸で、県内では多い数となっている。しかし、目標の1万戸につきましては、目標年次が近づいているが、計画期間中の達成は難しい。今後の計画に引き継ぎ、推進したい」と答弁し、計画の修正を示唆した。