市民と心は一つ/富岡市長が初登庁で強い決意
(2011年5月2日)
「難局を乗り越え、市民の安心安全を守る」と強い決意示す
激戦の高崎市長選に当選し、第30代高崎市長に就任した富岡賢治・新市長が任期初日の5月2日に、高崎市役所に初登庁した。午前8時過ぎ、市民と高崎市職員が拍手で富岡市長を迎えた。富岡市長は、市民と職員から花束を受け取り、笑顔であいさつを交わした。
富岡市長は、庁舎前で「皆様のお気持ちは、しっかりやれよということだと思います。市民生活の安心安全と向上のため、一生懸命やります。市民の皆様と心は一つです」と、述べ、参会者に感謝の気持ちをあらわした。
市役所庁内で行った部課長訓示で、富岡市長は「現在の高崎の発展は、37万市民の熱意と力によってはかられた。24年間、松浦市長が大変な努力をされてきた。市議会の皆様、市の職員の皆様方の着実な行政の歩みと成果を踏まえながら、私はさらに発展する高崎をつくっていきたい。
高崎の現状は、必ずしも楽観できない状況にある。東日本大震災、福島原発の放射性物質漏れは、高崎に厳しい影響を与え始めている。さらに2次災害、3次災害の影響が確実に押し寄せる状況にある。震災だけでなく、様々な厳しい局面が高崎に押し寄せる。皆様と手を携えて、この難局を乗り越えて行かなければならない。
仕事を増やして雇用を確保し、強い高崎をつくり、一生懸命がんばっている商店、企業、農業者を支えていく。市民生活の安心安全をはかっていき、社会的な弱者の方や高齢者の方々、子育てに一生懸命汗をかいている若い世代、子どもたちを断固として守っていく強い決意だ。緊急な課題に加え、高崎をさらに発展させるためには、首都機能のバックアップや上信越と首都圏を結ぶ中心都市として、経済活動、文化活動が活発になり、環境の豊かな都市としての地固めが必要だ。
職員の皆さんには、難しい局面にぶつかっても、思考停止せず、乗り越えていくために考え、もうひと汗流す努力を求めるので覚悟していただきたい。仕事はスピードを上げ、チャレンジ精神をもって進めていただきたい。結果は私の責任であり、皆さんは安心して取り組んでほしい。
今回は大変な選挙で、しこりが残らないかと心配な市民もいらっしゃるかもしれません。市民の皆様の話をよく聞き、謙虚な気持ちで細心の注意を払いながら、公平で公正な市政を進めていきたい。安心していただきたたいと思っている。皆様といっしょに新しい高崎をつくっていきたい」と所信と決意を述べた。