高崎市教育行政方針説明会開催
(2011年4月27日)
左から中島雅利教育長、古川雅子教育委員長、三村治教育委員長職務代行、丸茂豊委員、大山華子委員。
中核市移行は高崎の教育躍進のチャンス
高崎市は、4月26日にシティギャラリーで高崎市教育行政方針説明会を開催した。公立幼稚園8園、58小学校、25中学校、1特別支援学校の校園長と教務主任、養護教諭または保健主事の約280名が参加した。
古川雅子教育委員長は、東日本大震災が起こり、余震が終息しない中、学校の危機管理が求められていることに触れ「平成23年は高崎市が中核市に移行し重要な年。厳しい教育環境の中、適切な教育を求められている。地域や学校教育期間が一体となり、子どもの将来に向かい、背筋を伸ばして進んでいきましょう」と挨拶。中島教育長は教育界にとっても激動となった今年の年度末のことを「さまざまなこと思い出す桜かな」という芭蕉の句を引用ながら語った。
さらに、中核市に移行し、2400あまりの権限が高崎市に委譲された中で、教員研修が市独自に行えるようになったことで、高崎の教育界に大きな躍進のチャンスがきたことを報告。高崎市出身の新任教師は3年間高崎で勤務し、ほかの地域で研鑽したのちに、再び高崎に戻って教鞭を取れるようになれ、研修成果を高崎にフィードバックが可能になった。
教育部長、学校教育担当部長からは、教育行政方針の詳細説明、指示が行われた。 教育行政方針は、当該年度の教育施策に関する基本的な考えを示したもの。平成21年度より、同方針において、教育ビジョンで掲げた施策を実現させるため、取り組むべき事業を具体的に示している。今回の説明会は、市内小中特別支援学校および幼稚園の教職員を対象に、高崎市教育行政の周知徹底を図るために行われた。