野球で避難者を応援「ペガサス絆プロジェクト」
(2011年4月日)
試合後、ファンにあいさつする秦監督
群馬県で避難生活を送る人達と選手が交流
ホームゲームへの招待などシーズン通じて実施
東日本大震災の被災地から群馬県に避難して暮らしている人を応援するため、群馬ダイヤモンドペガサスのホームゲームに招待して楽しんでもらう「ペガサス絆プロジェクトwith 福島」がこのほど立ちあげられた。NPO法人NPOぐんまと群馬ダイヤモンドペガサスが共同で取り組む事業で、第一弾として、4月29日に城南球場で行われた新潟アルビレックス戦に福島県からの避難生活者36人が招待された。バスで送迎し、試合観戦後は、避難している人達の要望でショッピングセンターで買い物を楽しんでもらった。絆プロジェクトはシーズンを通じて取り組んでいく。
始球式では、群馬県・福島金夫教育長、家族とともに福島県から避難している子どもたちの佐々木亜由美さんと桜井文弥君が登板した。マウンドの上では緊張気味の二人だったが、佐々木さんは「頭が混乱しそうになって、とても大変でした」、桜井君は「緊張したけれどうまく投げられた」と笑顔で話していました。
試合は、聖哉の2本のホームランなどで得点を重ねたペガサスが9対4で快勝。試合後、秦真司監督は「野球ができることに感謝して、精一杯がんばっていこうと思います。スポーツを通じた地域貢献として、東日本へ力添えができるようにがんばっていきます。みなさんのご協力なくしてはできません。応援をよろしくお願いします」とファンに呼びかけた。