町内会行事で被災地支援募金/井野町第6
(2011年4月12日)
町内のまとまりと、一人ひとりの力が大切
東日本大震災からまもない3月13日に、井野町の子育てサロン主催で、同町第六町内会の餅つき大会が行われ、参加者から義援金9万円余りが寄せられた。
震災のため自粛して開催中止も考えたが、募金活動を通じて、被災地の役に立ちたいという思いで実施に踏み切ったという。お年寄りから高齢者まで、大勢が参加して親睦を深めながら、被災地への支援活動を行うことができた。餅つき用の杵や臼が足りなかったため、六合村のまちづくりグループの協力を得て実現できたことも、地域交流につながった。
このイベントの呼びかけ人の一人である鈴木美奈子さんは「みんなのすばらしい助け合いができた。町内が一つにまとまった気がした。災害に備えるには一人ひとりの力が大切。お釜の炊き出しで、節電の意味を体験として考える機会になったのではないか」と、まちづくりの意義を語る。
鈴木さんは「近所のお年寄りが、少ない年金の中から千円を寄附してくれた。こうした真心を被災地に届けたい」と話している。