土壌から水稲への影響は暫定規制値以下と推定
(2011年4月12日)
県が放射線物質含有量を土壌検査
群馬県は、東京電力福島第一原発から漏れた放射性物質の農地への影響について、土壌の安全確認検査を行った。県内を8区域について、4月1日から2日にかけて土壌を採取し、8日に分析を行ったところ、群馬県内の水稲については、安心して栽培を行って良いことが明らかになった。
検査地点は、前橋市、高崎市、伊勢崎市、館林市、沼田市、みどり市、下仁田町、嬬恋村の8市町村で、全ての地点で、土壌から玄米に移行が推定されるセシウム含有量は暫定規制値以下だった。
高崎市の土壌中の放射性物質の濃度は236ベクレルで、土壌濃度の10分の1程度が玄米へ移行すると推定されるが、その場合、水稲への影響は、玄米の暫定規制値500ベクレルに対して、20分の1以下の23・6ベクレルと考えられている。