高崎の野菜「安全宣言」PR販売
(2011年4月11日)
即売会に長蛇の列。30分で売り切れに
JAたかさき、JAはぐくみ、JA多野藤岡と高崎市は、放射性物質の暫定基準値を下回り、出荷制限が解除された高崎産農産物の安全性を市民、消費者にPRするため即売会を10日にもてなし広場で行った。
高崎市内で採れた野菜が市価の半額ほどで販売され、午前10時の開始時間前には、買い求める市民の長い列ができた。トマト、チンゲンサイ、ナメコ、ネギなど軽トラック5台で運び込まれた15種類の野菜が約30分ほどで、ほとんど売り切れた。
原発事故による放射能被害が、高崎市にも及んだことで、JAと高崎市は、消費者の反応を心配していたが、高崎産野菜を買い求める大勢の市民の姿に、ほっと胸をなでおろしている様子だった。
市内各JAと高崎市は、今後も連携して高崎産農産物の安心安全を訴えていく考えで、「高崎産野菜を食べたいという市民のニーズは高く、理解を広げ、消費拡大につなげていきたい」と話している。
出荷制限解除を受け、ホウレンソウは、10日から集荷が始められるという。