市民が進める地域福祉/たかさき市民福祉大会
(2011年2月15日)
ボランティア顕彰と社会福祉功労者表彰
第33回「たかさき市民福祉大会」が12日に高崎市文化会館で行われた。この大会は、市民による福祉のまちづくりを目的に開催され、ボランティア顕彰、社会福祉功労者が表彰された。
松浦市長は「福祉社会の実現には、ボランティアや市民一人ひとりの積極的な取り組みが不可欠」、高崎市社会福祉協議会の中島英明会長は「市民の活動が大きく広がり、高崎市のまちづくりにつながっている。継続は力、これからも福祉のまちづくりのために活躍してほしい」とあいさつした。
高崎市議会の柴田和正議長は「福祉のまちづくりのために相互扶助の心を育てることが大切」と祝辞を述べた。
記念講演では、元衆議院議員の山本譲司さんが「塀の中の障害者たち」をテーマに、体験談と現在取り組んでいる障害者支援活動について語った。山本さんは、議員時代に秘書給与詐欺事件で実刑を受け服役。受刑中に障害のある受刑者が多いことに衝撃を受け、障害者と犯罪の問題にかかわる活動を始めた。山本さんは「日本の福祉の本当の現実がわかっていなかった」と障害者の社会参加の在り方を提起した。