予防接種の費用助成制度を2月1日から
(2011年2月2日)
乳幼児のHib(ヒブ)、小児用肺炎球菌、中高生の子宮頸がん
高崎市は、2月から任意予防接種の中の乳幼児のHib(ヒブ)、小児用肺炎球菌、中高生の子宮頸がんの、予防接種費用の助成制度を実施している。
Hib(ヒブ・インフルエンザ菌b型)は、乳幼児に化膿性髄膜炎、敗血症、肺炎などの全身感染症や中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎などの気道感染症などを起こす。助成対象者は、2か月以上、満5歳未満の乳幼児(満5歳の誕生日の前日まで)で、接種当日高崎市に住所登録または、外国人登録されている人。予防接種スケジュールの規定回数を終了した人は除く。接種費用は、1人4回まで無料となる。
肺炎球菌は、細菌による子どもの感染症の二大原因の一つ。子どもの多くが鼻の奥に保菌していて、時に細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎といった病気を起す。かかりやすいのは生後3ヶ月以降から5歳くらいまで。
小児用肺炎球菌ワクチン接種対象者は、2か月以上、満5歳未満の乳幼児(満5歳の誕生日の前日まで)。接種当日に高崎市に住所登録または、外国人登録されている人。予防接種スケジュールの規定回数を終了した人は除く。接種費用は、1人4回まで無料。接種回数については、接種を開始する月齢によって決定する。
子宮頸がんは女性特有のがん。発がん性ヒトパピローマウイルスというウイルスによる感染が原因で、子宮頸部(子宮の入り口)にできる。20代から30代で急増し、日本では年間約1万5000人の女性が発症している。
子宮頸がん予防ワクチン接種助成対象者は、中学1年生から高校1年生相当の年齢の女子。接種当日に高崎市に住所登録または、外国人登録されている人。予防接種スケジュールの規定回数を終了した人は除く。特例として平成22年度に高校1年生相当の年齢の女子の対象者で、平成23年2月1日から平成23年3月31日の間に1回でも接種をしていれば、平成23年度に限り、高校2年生相当の年齢になっても、残りの不足の回数分を助成制度の対象とする。接種費用は1人3回まで無料。
助成は指定医療機関で接種した場合のみ行う。各予防接種は持参するものがあるので確認を。
問い合わせは高崎市健康課保健予防担当℡321・1240または保健指導担当321・1241。