科学を楽しく。遊べる原画展/時をつむぐ会
(2011年2月1日)
「どこまでゆくの?」
「あしのうらのはなし」
シティギャラリーで2月8日(火)まで
時をつむぐ会が主催する、絵本原画展「おもしろかがく・絵本で体感」が、29日から高崎シティギャラリーで始まった。
絵本原画展は、今年で17回目となり、今回は、昭和44年(1969)に創刊され、昨年11月に創刊500号となった福音館書店の月刊科学絵本「かがくのとも」を特集した。姉妹誌の「ちいさなかがくのとも」は創刊100号、「たくさんのふしぎ」は300号を迎えている。3誌のほか、『エンザロ村のかまど』などアフリカと日本をむすぶ作品も見どころ。
やぎゅうげんいちろう作「あしのうらのはなし」の原画が、大きな布にプリントされて、天井から吊り下げられるなど、これまでにない展示方法も考えて、来場者を楽しませている。五味太郎の「どこまでゆくの」の展示では、地図を並べて遊べるコーナーが作られ、子どもたちに人気となっている。
オープニング式典で松浦市長は「子どもが驚きや発見に出会い、大きな夢につなげてほしい」福音館書店の小倉社長は「17回も継続している絵本原画展は、私の知る限り全国にない。高崎市の誇りにしてほしい」とあいさつ。
会の代表をつとめる続木さんは「子どもたちに絵本を手渡したいと原画展を17年間続けてきました。こうした展覧会が、全国に飛び火してほしい」と話している。
2月8日(火)まで。週末にギャラリートークなど開催。2月5日(土)=福音館書店編集者・庄司絵里子。2月6日(日)=福音館書店編集者・山形昌也など。
チケットは一般600円、子ども400円。高崎シティギャラリー、高崎市文化会館、シネマテーク高崎、本の家で発売。開館時間は午前10時から午後6時。入館は午後5時30分まで。問い合わせは同会 TEL: 352・4613。