武田軍を撃退し勝ち鬨/箕輪城まつり
(2010年11月4日)
長野氏が率いる武者を再現。迫力いっぱいの戦国絵巻
戦国時代の武将・長野氏が率いる武者を再現した箕輪城まつりが10月31日に行われた。
武者行列は、箕郷支所前で出陣式を行い、下田屋敷から箕輪城趾まで行進。箕輪城趾では、和太鼓や獅子舞に続いて、甲冑武者による鎮魂祭と箕輪城攻防戦が行われた。
攻防戦は、武田軍の侵攻を長野業盛が率いる長野軍が排撃するさまを再現。大砲の号砲を合図に、迫力いっぱいの合戦が披露され、来場者から大きな拍手を受けていた。藤井豊後守と武田勝頼、上泉伊勢守と真田信綱の一騎打ちも織り交ぜ、戦国絵巻を楽しませた。武田軍が撤退すると勝ち鬨で長野軍の勝利を飾った。
箕輪城は、戦国時代の名城として知られ、深い空堀に代表される城郭跡が歴史のロマンを今に伝えている。高崎市では国指定史跡として公園整備を行っており、箕輪城まつりは、地域の歴史資産を生かした行事としてファンを集めている。武者行列には、地元箕郷地域を中心に県外からも参加者があり、総勢数百名による勇壮な陣容となっている。