高崎市環境保健協議会が創立90周年記念大会
(2010年9月29日)
高崎市環境保健協議会の創立90周年記念大会が28日に市内ホテルで開催された。大会は夏期研修を兼ね、市内の環境保健委員など443人が出席し、盛大に行われた。
高崎市環境保健協議会は、大正7年(1918)に高崎市衛生組合として誕生し、戦前から戦後は、伝染病予防や病害虫駆除など、地域浄化や衛生意識の市民啓発に力を尽くした。現在は、ごみの分別指導など広く環境保全に取り組んでいる。合併により、529支部となり、大きな市民組織に発展している。今年は92周年目となるが、合併による組織づくりのために90周年事業を持ち越し、高崎市制110周年にあわせて開催する運びとなった。協議会では、実行委員会を立ちあげ、90周年事業の準備に取り組んできた。
記念大会で、高崎市環境保健協議会の中村六郎会長は「現在は、世界的な視点をもって市民啓発や実践活動に努力しなければならない時代となった。いつの時代でも住民の健康を守り、明るく住みよい郷土をつくるため、率先して汗を流し、行動する勇気を忘れてはいけない」と協議会活動の発展を期した。
松浦市長は「環境にやさしい安心で快適な生活環境と、健康で明るい地域づくりに積極的に取り組み、本市のまちづくりに大きな成果をあげてきた。市民一人ひとりが環境衛生への関心を高め、美しい郷土・高崎のために、協議会の働きは重要になっている」と、協議会の活躍に期待した。
来賓の高崎市議会の柴田和正議長は「都市の住みやすさにつながる生活環境の向上のために、協議会の果たす役割はますます重要になる」、高崎市区長会の竹中三郎会長は「環境保健協議会と区長会は力をあわせ一生懸命がんばっていきたい」と祝辞を述べた。
研修会では、落語家の桂ひな太郎さんが「成年後見制度」について記念講演を行った。90周年を記念して、環境保健に尽くした永年勤続者の表彰が行われ、会場から大きな拍手で労が讃えられた。