救急患者の受け入れ25%増/高崎総合医療センター
(2010年9月28日)
高崎市は、昨年10月に新病棟が完成して開院した「国立病院機構高崎総合医療センター(旧:国立高崎病院)と、同センター内に高崎市が設置した「高崎市メディカルサポートセンター」の運営状況について、高崎市市議会保健福祉常任委員会に報告した。
新病棟の開院前に比べ、月平均の外来や救急患者の受け入れ数が増加し、地域医療の中核施設としての機能が発揮されていることが示された。
月平均の数値で、外来患者数は620人(13%増)、入院患者数は327人(9%増)となった。救急患者数は1116人(25%増)で、そのうち小児患者は221人(16%増)。救急車受け入れ数は310件(31%増)で、そのうち高崎市広域消防局が267件(25%増)。手術数は182人(27%増)。
診療科目は27科となり、4科増。医師数は74人で20人増員された。
22年度は、NICU(新生児集中治療室)が5月に稼働、7階北側病棟(52床)が7月に開棟し、全病床数は442床となった。休診中の形成外科は医師確保のめどがたち、22年度中に診療を開始する見込み。診療科目では、乳腺外科の新設、放射線科を「放射線診断科」と「放射線治療科」に細分化し充実をはかった。