各校区で学力アップ大作戦がスタートに
(2014年3月12日)
26年度から地域と連携した「学力アップ推進事業」
高崎市は、全ての小中学校区で、学校の放課後や土日曜日を利用した学力アップ推進事業を26年度からスタートさせる。
地域や保護者と連携し、学校区単位で地域運営委員会を組織し、基礎的、基本的な知識技能を身につけられるよう支援する。学習意欲の向上や定着をはかるのが目的で、平成24年度から準備を進めてきた。
市では、平成24年度に学力向上推進会議を立ち上げて基本方針を策定、25年度は各学校区に地域運営委員会を組織し、地域の方策や人材の確保を進め、現在は実施に向けた最終調整に入っている。
学力アップ推進事業は、一人ひとりに合わせた学習支援を行う。子ども達の学習進度に応じた取り組みが行えるよう、教育センターが中心となり、全小学校、中学校で使用できるプリント教材を用意し、基礎基本の定着に生かしていく。また、学校の宿題や子ども達が家庭で使用している問題集などの学習の手助けを計画している運営委員会もあるという。
子ども達は、地域運営委員会が計画した開催日の中で、希望する日に参加する。高崎市独自の取り組みとして、市は保護者や地域が連携し子ども達の学力を伸ばしていきたいと考えている。文科省が進める「土曜日の教育活動推進プロジェクト」に先んじるものとなっている。市では、子ども達の学習機会を拡充することで、学習意欲の二極化の対策にもつなげたいと考えている。