火災発生件数が増加。年間155件
(2014年1月13日)
救急も増加。一日平均40件超
高崎市等広域消防局は、平成25年の火災発生状況と救急状況の速報を、このほど示した。(吉井地域は多野藤岡広域に含まれるために除く)。
高崎市内で平成25年中に発生した火災は前年よりも45件増の155件、負傷者は前年よりも6人増の27人、死者は前年よりも7人増の10人となった。火災、死者ともに、過去5年間で最多となり、特に死者10人は、深刻な被害状況となっている。25年は、林野や畑などの「火入れ」が原因となる火災が3月に13件発生し、1カ月間の発生件数としては極めて多い。
多野藤岡広域消防本部の統計に含まれる吉井地域の火災発生件数を加えると、平成25年に高崎市で発生した火災件数は前年よりも58件多い183件になっており、消防局の真下局長は、出初め式の年頭の辞で「誠に憂慮すべき状況であり、今年はより一層の火災予防の充実強化に取り組んでいきたい」と述べた。
平成25年の救急出場件数は、前年よりも386件増の1万4820件、搬送人員は前年よりも480人多い1万3849人となった。一日の平均件数は40・6件で、35・5分に1件の割合で救急が発生している。市民25・3人に一人が救急隊によって医療機関に搬送されたことになる。
事故種別では、急病が9172件(全体の61・9%)、一般負傷1855件(12・5%)、交通1664件(11・2%)で、前年と同じ傾向となっている。