渋滞対策で国交省高崎事務所が基本方針
(2013年12月27日)
前橋・高崎で県内渋滞箇所の約半数が集中
国土交通省高崎河川国道事務所は、群馬県内の道路の渋滞対策について、朝夕の通勤時に発生する渋滞と、休日など観光によって発生する渋滞の二つの観点から、対策を検討していく基本方針をこれまでにまとめた。
同事務所では、交通関係者等で渋滞対策を検討する委員会を組織し、今年1月に県内の主要渋滞箇所382カ所を特定している。検討委員会では、渋滞の原因分析や対策を検討していく。
前橋市と高崎市では、人口や産業の拠点が集中しているため、主要な幹線道路や市街地で激しい渋滞が発生し、群馬県内の渋滞の半数は、前橋市と高崎市で発生しているという。
今回の基本方針によれば、朝夕の渋滞は通過交通と市街地を通行する都市内交通が、幹線道路に混在していることが原因の一つで、バイパスのなどの整備で、通過交通を市街地から迂回させることが必要とされている。
また、前橋市と高崎市の間に利根川が流れ、利根川を渡る橋に交通が集中していることから、橋の拡幅なども必要性とされた。渋滞が発生する交差点では、交通量にあわせ、信号機のサイクルを調整したり、右折矢印信号の設置を実施していくという。