飲食もできるといいね/子ども図書館
(2013年11月26日)
対象は乳幼児から小学校低学年に
高崎市がJR高崎駅東口に計画している都市集客施設に盛り込まれた「子ども図書館」について市民や子育て関係者の意見を聞く「有識者会議」の2回目の会合が、20日に高崎市役所で開かれた。
この「子ども図書館」は、高崎駅に近い利便性を生かし、まちなかでの買い物などにあわせて親子で立ち寄ってもらえる交流の場をめざすもので、高崎市では、年齢や居住地を問わずに誰でも自由に利用できる施設とし、学びと遊びの要素を含んだ新しいかたちの図書館にしていきたいと考えている。書架など、デザイン性の高い什器を導入することも検討されている。
この施設の主な対象としては、乳幼児から小学校低学年の子どもとその保護者で、親子で寝ころんで絵本を読むスペースや、読み聞かせを楽しんでもらう「お話の部屋」などが盛り込まれる機能の候補に上がっている。
また、小さな子が利用するので親子で「お菓子」など簡単な飲食もできるようにすることも必要、などの意見もあり、子ども図書館を、親子のふれあいの場にしていこうとアイデアが出された。中央図書館の読み聞かせが好評で、実施する部屋に参加者がすし詰めになってしまうこともあることから、子ども図書館では柔軟なスペースの使い方ができるよう、設計に配慮してほしいという意見や、小学校低学年では、机に向かって読書をする習慣も身につけさせたいので静かな読書スペースも必要という意見もあった。
高崎市は、有識者会議の意見を子ども図書館の機能や設計に反映させていく。