25年度に「コンベンション施設整備室」を設置/群馬県
(2013年2月7日)
平成29年度中のオープンをめざす
群馬県は、5日に平成25年度の組織改正を発表し、高崎競馬場跡地に計画しているコンベンション施設建設を推進するため、知事部局の企画部地域政策課に「コンベンション施設整備室」を設置することを示した。
これまでの「競馬場利活用推進室」の名称を、「コンベンション施設整備室」に改め、整備係と用地係の2係を置き、施設整備に関する業務、事業用地の整備の計画的推進等に向けた体制を整える。
県では、コンベンション施設について、交流人口を増加させ、新たな人や物の流れを生み、産業・経済の発展を図る重要な計画と位置づけている。
施設規模は、グリーンドーム前橋のアリーナ面積5千㎡を上回る。県が計画しているコンベンション施設は、コンサート、式典、スポーツイベントなどに利用できる展示場面積1万㎡の多目的展示施設を中核施設に、展示場面積6千㎡の展示会用展示施設を加え、全体として1万6千㎡の展示場面積を備える。首都圏で開催される大規模な展示会需要など、多様な需要に応え、施設の稼働率の向上や黒字運営をめざし、高崎市が計画している都市集客施設と連携し、相乗効果をはかる。
年間利用者数107万人を想定し、施設建設による直接効果と間接効果を合わせた経済効果は約448億円、利用による年間の直接効果と間接効果を合わせた経済効果は202億円、初年度には合わせて650億円の経済効果を見込む。
平成27年度中の工事着工、平成29年度中の施設オープンに向け事業を推進していく。
群馬県は、このコンベンション施設整備基本計画(素案)について、平成25年2月25日(月)までパブリックコメントの募集を行っている。