水道局の小水力発電が固定価格買取制度へ
(2013年1月31日)
若田・白川浄水場
高崎市水道局の若田浄水場と白川浄水場で、水道局と東京発電株式会社が共同で運営している小水力発電施設の需給契約が、固定価格制度に移行する。
固定価格買取制度は、太陽光、風力、バイオマス、太陽熱、地熱など自然の力を利用した再生可能エネルギーによって発電された電力を、電力会社が買い取ることを義務づけ、社会全体に普及拡大させていくもので、平成24年7月から始まった。
高崎市の小水力発電は、平成19年11月に稼働した若田発電所と平成23年5月に稼働した白川発電所の2カ所がある。
若田発電所は、年間発電量57万kwで、現在の水道局収益は年間約16万5千円。白川発電所の年間発電量は46万kwで、浄水場内の電気料金約80万円を削減している。
固定価格買取制度に移行した場合、国の定めた買取単価1kw当たり35・7円で、経費等を引いた収益は、若田発電所が年間560万円、白川発電所が年間470万円と試算されている。
2月に契約を結び、若田発電所は平成25年3月末、白川発電所は平成25年7月末に固定買取制度に移行する予定。白川発電所については、発電した電力を浄水場で使用しているため、施設改修を伴う。