地元理解や要望を重視/高浜クリーンセンター建て替え
(2013年2月5日)
現敷地内東側が候補地
高崎市は、高浜クリーンセンターの老朽化に伴う建て替えについて検討を行っており、周辺地域の理解を得るために、施設周辺の区長や住民に対し、昨年、7回の説明会を行った。
高浜クリーンセンターは、稼働後24年が経過し、処理能力の低下や修繕箇所の増加が長く懸案となっている。高崎市は、大規模改修か建て替えかを検討し、建て替えが経済性に優れると判断した。新施設は、敷地内東側のテニスコートや野球場の場所で、市では、建て替えを想定し、敷地を確保していた。
高崎市は、新施設について、焼却能力の向上だけでなく、発電能力、ダイオキシン類や排ガスの低減など地球にやさしく安全性に優れた施設を考えている。小学生や市民の環境学習にも役立つ施設にしていきたい考え。
説明会の中で、地元の総意としては賛成の方向となっている。高崎市は、地元還元施設について住民要望を聞いていく。また、ごみ収集車の搬入路となっている「さくら通り」と県道137号線T字路について、地元の同意を得て改良を実施していく。
新施設の具体的な規模、能力は、これから策定する予定の基本計画の中で示していく。建設時期については、既存施設の寿命が30年から35年と考えられるので、その年限内に完成させたい考え。