新体育館の基本計画まとまる/プロポーザルで業者選定へ
(2013年1月16日)
城南運動場などに駐車場増強
高崎市は、下和田町のニップン跡地に建設を計画している新体育館の基本計画について、15日の高崎市議会都市集客施設特別委員会にはかった。
高崎市は、昨年秋に策定した基本計画案に対し、昨年11月から12月に市民からパブリックコメントを求め、寄せられた意見を計画案に反映させ、このほど最終的な基本計画をまとめた。
パブリックコメントで、市民からは51件の意見が寄せられ、計画全般については、期待の声が多かった。
高崎市では、新体育館予定地内に200台の駐車場を計画していたが、予定地の西側に立体駐車場を整備し、城南運動場周辺にも駐車場を整備する方向を検討している。また、大きな大会が開催される時は、高崎駅から新体育館までシャトルバスを運行する計画も考えている。
フットサルについては、ボールの勢いが強く、壁の補強等が必要となるため、取り入れないこととしたが、大会については利用できるとしている。
新体育館は、大会の開催を通じて全国から人が集まる施設として位置づける一方、市民スポーツの振興に資する施設とするため、富岡市長は「体育館を利用している市民や小学生、中高生が、新しい体育館になって、利用しにくいことがないよう、市民が利用する条件は崩したくない」と考えを述べた。
高崎市では、基本計画にもとづき、設計者の選定をプロポーザル方式で行う。総合体育館としての機能に加え、敷地形状の有効な利用や景観なども含めた提案を求める。1月に参加を受け付け、3月までに委託業者を選定する。