市民の声で新施策矢継ぎ早に/富岡市長
(2013年1月15日)
スマートIC周辺に60haの産業団地
14日に群馬音楽センターで富岡市長の後援会が新春の集いを開き、降雪の中、支持者が詰めかけ、満場の来場者となった。
富岡市長は、「上信越、北関東で一番の産業立地条件で都市間競争に打ち勝っていきたい」と述べ、平成25年度開業予定の高崎玉村スマートIC周辺に、60haのビジネス団地を造成していきたい考えを示した。富岡市長は、これまでに市内企業の流出防止策として打ち出した高崎操車場跡地への誘致実績や、昨秋、東京丸の内で開催したビジネス誘致キャンペーンの成果を踏まえ、企業誘致による産業活性化、雇用創出に取り組む。また、将来的には、吉井地域、群馬地域でもビジネス用地を確保していきたい構想も示した。
都市集客施設や新体育館については、現有施設の課題を挙げ「音楽やスポーツを盛んにし、市民が夢を持てる施設整備が必要」と説明した。
富岡市長は、「一番困っている人を支えていきたい」と、中小零細企業や中心商店街、農業者に対する施策の重要性を強調し、商店の改装費用の助成などの新施策や、高崎産農産物の販路拡大にも更に力を入れていく。教育面では、3学期制への移行やいじめ対策、学力向上、行政改革では高崎市職員の削減に意欲を示した。
市政運営にあたっては、「市民が考えたことを応援するのが行政の仕事。実行可能なこと、必要なことは素早く進めていきたい」と述べ、就任以来の方針である市民主体の市政とスピード感のある市政を今後も継続していく考えを強調した。
集いでは、政財界、産業界の来賓が登壇し、富岡市政が評価された。また、高崎市出身で、国内外で活躍する音楽家が演奏を披露し、音楽家からは「高崎市が日本の文化の中心となり、音楽が市民の心を潤すようがんばっていきたい」と、芸術文化によるまちづくりにも期待が高まった。