高崎市保健所のワンストップサービスが好評
(2012年8月9日)
「行ったり来たり無くなって良かった」
高崎市保健所が、7月から保健所で取り扱う申請に必要な住民票、所得税証明書、戸籍謄本・抄本の交付窓口を保健所内に設置したところ、利用する市民から「とても便利になった」と好評だという。
こうしたワンストップサービスが受けられるのは、群馬県内では高崎市だけで、中核市ならではメリットを生かしている。これまで、申請手続きに必要な住民票などは、市役所まで行かなければならず、二度手間になっていた。
特定疾患医療給付の申請件数は、7月から8月初旬まで975件あったが、このうち、約3分の1の申請者がワンストップサービスを利用したという。
こうしたワンストップサービスが可能なのは、市が保健所を設置している中核市の前橋市と高崎市で、前橋市は保健所敷地内の別棟で交付が行われていという。
前橋市、高崎市以外の市町村では、県が保健所を設置しており、居住している市町村で交付を受けた後、管轄の保健福祉事務所で申請を行う。
昨年4月に高崎市が中核市に移行し、高崎市保健所が設置され、高崎市保健所では窓口サービスの向上のため、若手職員によるプロジェクトチームで改善を検討してきたという。