各地域で公共交通の検討始まる
(2012年8月8日)
地域の特性にあった公共交通体系を小委員会で協議
高崎市は、支所地域の公共交通体系を総合的に検討するため、全体の取りまとめを行う検討委員会と地域ごとの小委員会を設置して検討を行っている。
検討委員会は4月と5月に開催し、①ぐるりんは既存のバス路線を補完するものであること、②地域住民にわかりやすく利用を促す交通体系を策定すること、③高齢者に対して、福祉施策等を組み合わせた総合的な支援パッケージを提供すること-が方針として示された。この方針を受け、地域ごとに小委員会で検討が行われている。
小委員会での意見としては、倉渕地域=高崎地域への直行便を復活してほしい。遠隔地で交通費が高額なので通学支援、高齢者の通院支援を行ってほしい。バス停の増設や自由乗降制度を導入してほしい。箕郷地域=地域内を運行するわかりやすい路線にしてほしい。ぐるりんを小型化し地域内をくまなく回るコミュニティバス的な運行に変えてはどうか。自由乗降制度を導入してほしい。ぐるりんを廃止し福祉タクシー券を充実してはどうか。群馬地域、新町地域は箕郷地域と同内容。榛名地域=はるバスの存続、充実とぐるりん榛名線とのネットワーク化。自由乗降制度を導入。吉井地域=よしいバスの存続。住民アンケート、乗降調査などを踏まえ、更なる充実を-など。
今後、地域ごとに意見を取りまとめ、検討委員会での協議を経て高崎市に答申される予定。