高崎市・来年度から3学期制/小中養護、幼稚園
(2012年6月20日)
市教委が19日に決定
高崎市教育委員会は、19日に行われた定例教育委員会で、学期制検討委員会の答申を受け、平成25年4月から市立幼稚園、小中養護学校を3学期制とすることを決めた。
高崎市は、平成17年度から2学期制を実施してきたが、昨年、PTAや学識経験者などで組織する学期制検討委員会で調査検討を進め、教職員、保護者に対する意識調査を実施、今年3月、3学期制が望ましいと教育長に答申した。
高崎市教育委員会は、4月から6月まで協議し、2学期制を廃止し、3学期制に戻すことを決めた。
20日の高崎市議会総務教育常任委員会で、飯野真幸教育長は、2学期制で期待された授業時間の確保は3学期制でも可能、長期休暇の前に通知表を渡し子どもや保護者に生活を振り返ってもらったり課題を克服してもらうことができることなど、3学期制実施の理由を説明した。
また、教育長は、特に保護者からは、通知表を3回もらいたいという要望が強かったこと、2学期制はスポーツや学習に適した時期に秋休みがあり、教職員や保護者に不評だったこと、2学期制では、まだ暑さが厳しい時期に運動会を行わなければならず、学校保健会から熱中症の心配から、改善が求められていることなども説明した。
市教委では、学校管理規則の一部改正や、各学校園、児童生徒、保護者、地域に周知し、以降に向けた準備を急ぐ。