子どもたちの発達を一貫支援/支援センター
(2012年6月14日)
サポートファイルなどを作成、配布
高崎市は、発達の遅れや、発達に特性がある子どもたちがいきいきと楽しく生活できるよう、医療、保健、福祉、教育など関係機関が情報を共有し、一貫した支援を行うため、成長を記録する「サポートファイル」を作成した。
このファイルに、子どものプロフィールや生育歴、成長や相談の記録などを記入保存することで、成長の段階によって、幼稚園・保育所から小学校、中学校へと、支援内容が引き継がれる。
高崎市では、発達支援の所轄部門が、年齢に応じて変わってしまうことから、一貫したワンストップサービスを行うための機関として「こども発達支援センター」を設置しており、このファイルは、高崎市の取り組み成果の一つ。成長の記録では、ことばや身体の動き、人とのかかわりなどについて、好きなことや嫌いなことなど、きめ細かく記入することで、子どもたちの様子を学校等に伝え、共通理解をはかることができる。
また、高崎市は、発達障害の特性や相談機関の情報などをまとめた「こども発達支援ガイドPoco a poco」を作成し、配布している。「Poco a poco」は、「少しずつ」の意味で、「音楽のある街高崎」で、個性が成長しすばらしい音色を奏でることを願った。このガイドブックは、子どもたちを育む保護者、関係者の理解を深め、早期支援を啓発するのが狙い。
サポートファイル、こども発達支援ガイドは、高崎市役所内こども発達支援センターなどで配布。問い合わせは、高崎市役所こども発達支援センター電話321・1111内線3610。