図書館来館者1・5倍増に
(2012年6月20日)
指導員で学校図書館も活性化
高崎市は、高崎市議会一般質問で、白石隆夫議員の質問に答え、新図書館の利用状況と小中学校図書室の利用状況などについて報告した。
平成23年4月に、高崎市総合保健センターとの複合施設として高崎市中央図書館が開館した。
開館初年度となった23年度の利用者数は約76万4千人で、22年度が図書館移転のため長期休館したので、21年度と比較すると、1・5倍増となっている。図書の貸し出しはICタグによりスピーディになり、図書館情報システムのレベルアップとあわせて市民サービスの向上につながっている。
23年度は、図書館関係者、教育関係者、議会など60団体が視察に訪れた。
市内各小中学校図書館の図書館指導員を23年度から高崎市の臨時職員として雇用し、指導員の役割を明確にしたことで、学校図書館の活性化に大きな効果が上がっている。読書指導や図書館だよりなど工夫した図書館活動が指導員研修会で報告され、切磋琢磨につながっている。図書館指導員のモチベーションが上がっており、学校図書館の雰囲気が大きく変わったそうだ。授業の調べ学習で使う図書の紹介にも努め、子どもたちの学習意欲も向上しているという。
白石議員は、学校図書館での情報化推進や新聞活用を要望した。