中学生が高崎の将来を市と議論
(2012年5月14日)
高崎子ども議会
高崎青年会議所は、12日に高崎市議会・議場で子ども議会を行い、市内中学校26校の代表が高崎市と、高崎市の将来について議論した。
高崎市議会の本会議にならって、議長、副議長を選出して会議を進行し、中学生議員一人ひとりが演壇席で意見や質問を述べ、富岡市長や市執行部の各部長が答弁した。
中学生からは、武道の必修化や給食など学校生活に関わる質問や、高崎の名産品や農産物を活用した観光振興、防災や震災復興支援、地域での人のつながりや子どもと高齢者の交流などについて意見が出された。
高崎市のまちづくりについて、中学生が深く考えている様子がうかがえ、質問も端的で的を射ていた。高崎市が現在検討している二学期制の見直しについても質問があり、教育長は「6月までに方向性を出したい」と考えを示した。
「高崎市の人口が県一になったのだから県庁を高崎市に移してはどうか」という質問があり、富岡市長は「大人では考えつかないすごいアイデアだと思う」と舌を巻く場面もあった。
中学生議員を代表して、野村君は「とても緊張したが貴重な体験となりました。身近なことや将来にかかわることなど多くのことを知ることができたので、自分の中学校でたくさんの人に伝えたいと思います」と発言した。
富岡市長は「高崎への情熱が感じられました。ガッツがあり、チャレンジ精神のある青年に成長してください」と期待した。