高崎地域の景況わずかな回復が続く
(2012年5月日)
高崎信用金庫調査「1~3月期」まとめ
高崎信用金庫は、平成24年1~3月期の景況調査結果を示した。市内中小企業348社を対象に調査した。
1~3月期の実績は、製造業、サービス業で小幅上昇、卸売業、建設業でわずかに上昇し、見通しを上回り、小売業は横ばいで、見通しを下回った。総体での景況感は、わずかに上昇となり、見通しを上回る結果となった。
「景気が良い」から「景気が悪い」を引いた景況判断指数(DI)は、全業種合計で▲19となり前回調査(平成23年10~12月期)の▲26から7ポイント上昇した。業種別でも、小売業を除いた全業種で上昇となり、総体での景況判断指数は、3期連続で改善した。
円高の修正や復興需要などから業況は改善傾向にあるものの、海外経済の減速や原油高、電力不足の懸念といった不安材料から、慎重な見方をしている企業も多いようだ。
「4~6月期」の見通しは、製造業、建設業で小幅低下、サービス業でわずかに低下、卸売業で横ばい、小売業で小幅上昇を予想。全業種合計のDIは▲29と、今期と比べ、10ポイント低下を予想している。