国保特定健診自己負担金を無料化
(2012年5月10日)
生活習慣病を予防し医療費の抑制へ
高崎市は、平成24年度から、高崎市国保加入者を対象とした特定健診の自己負担金1000円を無料化する。
特定健診は、メタボ健診とも呼ばれ、虚血性心疾患、脳血管疾患、糖尿病など生活習慣病が疾病全体に占める割合が増加していること、死亡原因の約6割が生活習慣病に起因していること、生活習慣病にかかる医療費の割合が国民医療費の約3割を占めていることから、生活習慣病の予防徹底をはかるため、平成20年から特定保健指導とあわせて国から義務づけられた。
義務化の一方、特定健診の受診率は約30%で推移しており、高崎市は、健康に対する意識を高めてもらおうと自己負担金を無料化した。特定健診では、腹回りの測定や諸検査の結果、メタボリックシンドロームか予備軍と判定されると、健康リスクの度合いに応じた生活指導(特定保健指導)を受ける。
高崎市では、無料化によって特定健診の受診者を増やし、生活習慣病の予防や早期発見に結びつけたいと考えている。