「新しい高崎」づくりの重点事業に配分
(2012年2月13日)
平成24年度高崎市予算
高崎市は、平成24年度予算を10日に内示した。
平成24年度の高崎市一般会計予算は、1532億5千万円で、前年度比1・9%減となった。一般会計、特別会計、企業会計を合算した予算総額は2495億3892万円で、国民健康保険事業、介護保険特別会計の給付費等の伸びで1・1%の増加となった。
予算編成では、「既存事業の縮小・廃止及び徹底した事業費の削減」、「重点事業の積極的な推進」、「人件費の圧縮」の3つの柱で予算全体を見直した。
歳入では、既存事業150項目の経費削減、職員配置の見直しで職員数42人を圧縮した。歳出では、第五次総合計画と「新しい高崎」の実現に向けた政策から70項目に重点配分した。
市民税個人は年少扶養控除の廃止等で前年比5・2%増、法人は震災の影響で2・3%減、固定資産税は4・3%減、事業所税は16・9億円を見込み、税収は566億8500万円を見込んだ。
繰入金は、財政調整基金から36・1億円、減債基金から10億円、地域振興基金2億円、福祉基金1・5億円を取り崩して事業費に組み入れた。取り崩しにより、基金残高は、23年度の92億円から45億円に減少する。
市債は建設事業を絞り、発行額を縮減し13・0%減、残高見込みは1318億円で前年度と比較して3・2億円を圧縮した。
都市集客施設建設基金の設置で20億円、ビジネス立地奨励金で8億円、中小企業経営安定化助成金で5億円。耐震診断の計画を前倒し全小中学校幼稚園で調査を終了させるため5億6千万円、待機者ゼロをめざし老人福祉施設整備費補助4億8千万円などを盛り込んだ。