まちなかでコミュニティサイクルとオープンカフェを検討
(2012年1月5日)
高崎商工会議所新年会で原会頭
高崎商工会議所の新年賀詞交歓会が、4日に市内ホテルで開催され、市内政財界約270人が参加した。
原浩一郎会頭は年頭のあいさつで「昨年は、大震災、北関東自動車道の全線開通、中核市移行、選挙、群馬DCなど大きな出来事があった。高崎市も25年ぶりに新市長となり、変化が大きかった。経済界にとっては、北関東自動車道の開通は商流、物流に大きな変化を与えると思う。時間が短縮されて便利になることは、ライバルも広域化、競争が激化すると言える。高崎市もがんばらなければいけない」と述べた。
また、原会頭は「これからは、経済の活性化だけではなく、都市の芸術文化、歴史遺産、観光資源、自然環境を複合的に網羅したまちづくりが必要だ。富岡市長は、人の集まるエキサイティングなまちづくりと話しているが、エキサイティングには、興奮させる、勇気づける、おもしろいの意味があり、官民あげて取り組んでいきたい。今年は、高崎市と共同で、オープンカフェと“高崎市コミュニティサイクル事業”を検討していきたい。オープンカフェは、法改正により歩道にテーブルを出して行うことができるようになり、群馬県で一番に実施したい。“高崎市コミュニティサイクル事業”は、略称“タカチャリ”と言い、まちなかに自転車の発着場所を作り、商店街の活性化をはかっていきたい」と考えを示した。
富岡市長は「北関東自動車道、北陸新幹線の金沢延伸、高崎玉村スマートICの整備により、高崎市は人・もの・情報が集積する場所になる前提はできたが、ほおっておいても集積する場所になるわけではないので、みんなで知恵を出して、汗をかいて努力する必要がある。皆様と手を携えて、新しい高崎を作っていきたい」とまちづくりへの意欲を見せた。