固定資産評価/変動率が0・896倍
(2011年12月26日)
群馬県は、平成24年度の固定資産(土地)評価替えについて、基準地の地価を示した。評価替えは、原則として3年ごとに行われる。
基準地の価格は、地価公示や鑑定評価額の7割程度となっている。
地価の下落により、全ての市町村で前回の平成21年度基準価格を下回り、群馬県内の宅地の平均変動幅は、マイナス11・4%、変動割合は0・886倍となった。最も下落したのが、みなかみ町のマイナス21・6%で変動割合は0・784倍、下落幅が小さかったのが太田市のマイナス0・7%で変動割合は0・993倍だった。
変動割合は、市部の平均で0・885倍、町村部の平均で0・887倍となり、市部の変動幅が大きかった。
田畑、山林の基準地価格は、県内全ての市町村で据え置かれた。
高崎市の宅地の基準地は八島町48番1で、地価は群馬県内で最も高く、平成24年度の基準価格は1㎡あたり30万1千円となり、21年度基準価格33万6千円から10・4%下落し、変動割合は0・896倍となった。
基準地価格の確定により、24年度の固定資産税が算出される。評価額が下がれば、固定資産税も下がるが、これまでの激変緩和措置や負担調整により、評価額と税額が連動しないケースもある。