高崎市等広域消防局被災地で救助活動
(2011年3月31日)
大地震の翌日から交代で救助活動を継続
3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生したことをうけて、群馬県緊急消防援助隊高崎隊緊急消防援助隊は、部隊の一部を緊急消防援助隊群馬県隊として出動させている。
群馬県の担当地域は福島県で、同高崎隊は、相馬市周辺を担当。震災直後は、20名ほどが1週間ほどの長期間、現地に向かった。前半はおもに捜索活動、後半は、救助活動が多く、これまで見たこともない惨状に隊員たちは大きな驚きと使命感を感じたと言う。高崎隊の任地となった福島県は、原子力発電所の爆発があったために足止めされ、活動したくてもできず、ストレスを感じる隊員もいたようだ。
現在も隊員たちは交代で現地に赴いているが、人数は7名ほど、赴任期間も1人あたり3日間程度になっている。消防車に関しては、高崎から中央署の工作車が現地で群馬県隊として活動を行っている。現地での活動終了の目途はついていない。活動の詳細については以下の通り。
3月11日(金)=17:04 群馬県緊急消防援助隊・第2次隊(高崎第1次隊)出動要請により、高崎隊は指揮隊・救助隊・救急隊・消火隊・後方支援隊21名で決定。
3月12日(土)=第一次高崎隊21名(指揮隊・救助隊・救急隊・消火隊・後方支援隊)が深夜に消防局を出発。
3月13日(日)=早朝より第一次高崎隊(5隊21名)は国道6号線から海沿いにかけて、相馬市原釜地区行方不明者の捜索を開始。救急隊は患者搬送を実施。
3月14日(月)=午前より第一次隊(5隊21名)が相馬市原釜地区にて捜索を開始。第二次隊(5隊21名)と交代。
3月15日(火)=第二次高崎隊隊(13名)が福島県消防学校で終日待機。救急隊(4名)が相馬市消防本部で屋内待機。
3月16日(水)=午後より第二次高崎隊(11名)が相馬市原釜地区にて行方不明者の捜索開始。救急隊は、相馬市消防本部待機。
3月17日(木)=午後より第二次高崎隊(12名)が相馬市原釜地区にて行方不明者の捜索開始。救急隊は、いわき市へ転戦命令救急対応。
3月18日(金)=早朝より、高崎隊(11名)は相馬市原釜地区にて行方不明者の捜索開始。救急隊にあっては救急対応。
3月19日(土)=深夜、第三次隊と交代。午前より高崎隊(21名)が引き続き相馬市原釜地区にて行方不明者の捜索活動を実施。
3月20日(日)=午前より高崎隊(14名)が原釜地区相馬港の雑木林にて活動開始。 救急隊は新潟県消防学校へ患者搬送。
3月21日(月)=福島県より群馬県産業技術センターに搬送された傷病者を群馬県内病院に搬送。第四次隊(2隊8名)と交代。
3月22日(火)=午前中、救急隊は患者搬送を実施。◇3月23日(水)=相馬市現地調査。/p>
3月24日(木)=いわき市で救急活動。第五次隊(2隊7名)と交代。
3月25日(金)=いわき市で救急活動。
3月26日(土)=相馬市で現地調査。
3月27日(日)=第六次隊(3隊11名)と交代。
3月28日(月)=相馬市で救急活動。
3月30日(水)=第七次隊(2隊7名)と交代。