高齢者のひとり暮らし10%/高崎市が実態調査
(2010年11月24日)
中心市街地は高齢化率、ひとり暮らし率も高く
高崎市は、ひとり暮らしの高齢者の実態を把握するための調査を実施し、このほど結果をまとめた。調査は、6月に民生児童委員が直接面談し、聞き取りを行った。
高崎市内の高齢者82881人のうち、ひとり暮らしは8668人で、男性2155人、女性6513人で、ひとり暮らし率は10・5%となっている。
健康面では「病気もなく健康である」と答えた人が35・1%、「何らかの障害や慢性の病気はあるが、日常生活に支障はなく、交通機関等を利用して外出する」と答えた人が35・3%となった。「隣近所程度なら外出する」と答えた人が17・5%。
生活上の不安については、「特にない」が32・0%、「健康」が19・0%、「体調をくずした時の身の回りのこと」が14・7%だった。
相談相手は、「子ども」が29・9%、「兄弟・姉妹」が16・2%、「民生委員など」が13・1%となった。
高崎市内で、高齢化率が高い地域は、倉渕地域が35・1%、北地区30・0%、中央地区が28・6%。ひとり暮らし率が高い地域は、中央地区20・1%、東地区18・9%、城南地区17・7%となり、中心市街地のひとり暮らし率が高いことが示された。