高崎の新たな成長戦略「新都市創造構想」
(2010年11月24日)
原会頭・松本副会頭から松浦市長に
高崎商工会議所が松浦市長に提言
高崎商工会議所は、集客施設の建設を核にした都市戦略を「高崎新都市創造構想」としてまとめ、24日に松浦市長に提言した。
高崎商工会議所は、平成21年2月に高崎新都市創造推進委員会を設置し、「高崎駅東口線研究部会」、「高崎駅周辺開発研究部会」、「食で高崎を元気にする研究部会」の3部会で研究を進め、同年11月に中間報告をまとめている。
今回の提言書は、高崎の新たな成長戦略となるもの。広域的な業務集積を基盤にした「高崎新産業副都心」を高崎・玉村スマートインターチェンジの建設を契機に開発していくこと、新たな「都市集客施設」となるコンベンション施設で民間活力を最大限発揮させること、高崎の食文化を発展させるための人材育成が骨子として盛り込まれた。
特に高崎・玉村スマートインターチェンジについては、高崎の経済力、産業力を発展させる大きな力となることが期待されることから、高崎競馬場跡地など高崎駅東口線沿線の開発整備が強く要望されている。
また、都市集客施設については、「コンベンション都市・高崎」の確立を視野に、高崎都心部を象徴する施設とすることを求めている。施設内容は、コンベンション機能の交流ゾーン、群響の本拠地となる高機能ホールを中心とした創造ゾーン、オフィスや飲食も含めた商業・情報・業務ゾーンで構成することを提案している。
高崎商工会議所の原浩一郎会頭は、「スマートインター、コンベンションは高崎の発展に必要な集客プロジェクトとして進めたい。提言を政策として実現していただきたい」と松浦市長に要望した。松浦市長は「たいへんにありがたい提言だ。高崎商工会議所と連携して取り組んでいきたい。高崎市もさまざまな手法を考えて事業を行っている」と取り組みに意欲を見せた。