高崎産木材の利用促進を/環境や治山、治水にも効果
(2010年11月17日)
「高崎市内産材利用に関する指針」を策定
高崎市は、高崎市が発注する公共建築物、公共土木工事に使用する建築材として、可能な限り高崎産木材を使用していくことを決め、11月9日に指針を施行した。
合併により、高崎市は、県内有数の山林面積を保有することになり、この山林から産出される木材の有効活用は、本市の林業、木材産業の活性化につながる。
森林は、適度な伐採により成長力が増し、CO2の吸収、治山、治水にも効果がある。
木材はぬくもりとやすらぎを与える優れた建築材であり、環境保全にも貢献することから、快適な市民生活環境を創出するため、高崎市では全庁的な取り組みとしてして高崎産材の利用推進をはかっていく。
建築材のほか、道路の並木の支柱、道路や山腹の法面(のりめん)木柵、公園の歩行者防護柵など景観に配慮した利用を進めていく。
高崎市内の森林は、民有林が約1万7千ha、国有林が約4千ha合計2万1千ha。スギを中心に506万立方mの木材を蓄積している。
市内産材の産出状況は、平成21年度が3856立方m、22年度上半期が2217立方mとなっている。
高崎産材は、原料となる木材が高崎市内で産出されたことが確認できる産地証明された木材。利用状況を把握するため、年度別に実績を集計する。