県内の河川・湖の放射性物質、横ばい又は減少傾向
(2014年2月14日)
山間部などでは依然高い数値も
環境省は昨年10月から12月にかけて群馬県内の河川や湖など公共用水域で実施した放射性物質の測定調査結果をホームページで公表し、各水域の水からは放射性物質は検出されず、川底などの放射性物質の測定結果は、全体として横ばいか減少傾向で推移している状況を示した。
河川や湖沼の底質よりも岸で放射性物質濃度が高い傾向にある。山間部の一部の地点の岸の砂や泥などは、最も多いところで、7600ベクレル/kg、空間放射線量も最も値の高いところで0・26マイクロシーベルト/時間が測定された。
この調査は東北地方や関東地方の各県で定期的に行われており、環境省では数値の変動にバラツキがあるため、継続的に実施していく考えを示している。
高崎市内の湖や河川の測定結果は、空中放射線量では、榛名湖の湖畔が0・23マイクロシーベルト、長井川の上権田橋が0・14マイクロシーベルト、碓氷川の鼻高橋が0・08マイクロシーベルト、烏川の岩倉橋が0・07マイクロシーベルトなどとなっている。