景気感がやや回復に/たかしん調査
(2013年2月12日)
不動産業が強気の見通し
高崎信用金庫が市内中小企業355社に実施した調査で、平成25年の景気は、前年に比べ、好転する見通しを持っている企業が増加し、全般的に改善傾向にシフトしていることが示された。
平成25年の国内景気については、「良い」が7・1%となり、前年よりも0・9%増加、「悪い」が77・2%で前年よりも3・6%減少した。
自社の業況は「良い」が11・5%で前年よりも2・7%増加、「悪い」が58・3%で前年よりも5・0%減少した。
売上の伸びは、「増加」が24・1%で前年よりも1・4%減少したものの、「変わらない」が35・2%で前年よりも4・8%上昇、「減少」が40・0%で、前年よりも3・4%低下するなど、景況感がプラス方向へシフトした。不動産業では、3分の1の企業が売上増を見込んでいる。
一方、自社の売上が改善する時期については、1年以上かかるか、改善の見通しがたたないと回答した企業の合計が74・4%あり、前年よりも1・9%改善したものの、依然として厳しい経営状況に置かれている。
経営に影響を与える材料としては、消費税引き上げを挙げる企業が64・5%あり、企業の懸念となっていることが示された。