県内農畜産物規制値下回る/4月5日検査結果
(2011年4月6日)
群馬県の農産物安全検査
群馬県は、東京電力福島第一原子力発電所から漏れた放射性物質の影響を受けた県内農産物の安全確認検査を実施しており、4月4日に県内の4つの市町村の農家から提供を受けた農畜産物4品目について、5日に検査を行ったところ、全ての品目で暫定規制値を下回っている結果となった。
前橋市3カ所、高崎市3カ所、伊勢崎市1カ所、太田市1カ所で採取した、ホウレンソウ、カキナ、レタス、牛乳について検査され、高崎市のホウレンソウ、カキナは定点検査として、観測が継続されている。
高崎市の農産物の検査結果では、露地栽培のホウレンソウは、放射性セシウムが暫定規制値500ベクレルに対し、169ベクレル、放射性ヨウ素が暫定規制値2000ベクレルに対し、77ベクレル。
施設栽培のホウレンソウは、放射性セシウムが暫定規制値500ベクレルに対し、28ベクレル、放射性ヨウ素が暫定規制値2000ベクレルに対し、81ベクレル。
露地栽培のカキナは、放射性セシウムが暫定規制値500ベクレルに対し、410ベクレル、放射性ヨウ素が暫定規制値2000ベクレルに対し、91ベクレルと、県内の他の農畜産物と同様、暫定規制値を下回っている。