野良猫を減らそう「地域ネコ」事業/23年度取り組む
(2011年3月9日)
保健所で引き取ったイヌとネコ殺処分ゼロを目指して
高崎市は8日の高崎市議会保健福祉常任委員会で、平成23年度は動物愛護の観点から「地域ネコ」モデル事業を開始する考えを示した。
野良ネコを減らし、ネコと地域の共生をはかるため、理解をしてもらった2地区に対し、助成を行う。具体的には、野良ネコの去勢、避妊を行い、決めた場所で餌をあげるなどし、糞尿の掃除を行う。行政、地域をあげて問題に取り組むことで、野良ネコの数を不必要に増やすことを防ぎ、保健所の引き取り数、殺処分の数を減らす方針。
また、子イヌ、子ネコ420頭、成イヌ、成ネコ320頭を想定し、土日祝日のイヌネコ管理のための、業務委託料165万1000円を予算として計上した。
平成21年の保健所での動物引取り数はイヌ244頭、ネコ451頭。中核市に移行する4月以降、野犬、野良ネコ、動物愛護は高崎市保健所の業務となる。高崎市では、「殺処分ゼロを目標にしたい」と話している。