群馬県の放射線量は平常/福島原発事故で県監視強化
(2011年3月14日)
12日から14日朝まで18~20ナノGy/h
群馬県は、東北地方太平洋沖地震の影響による福島第一原子力発電所の事故に伴い、環境放射能測定データの監視を強化していることを発表した。
群馬県では、前橋市上沖町の衛生環境研究所で、空気中の放射線量の測定を行っている。文部科学省の指示により、12日の午後5時から13日の正午までは1時間ごとに、 それ以降は1日に2回、午前9時から午後5時までと、午後5時から翌午前9時までの測定値を文部科学省へ報告している。14日9時現在までの状況は、平常時と変わらない値が観測されているという。
結果は次の通り。
群馬県における放射線量測定結果/測定値単位:ナノGy(グレイ)/時間
3月12日17時~3月13日12時 18~21
3月13日12時~3月13日17時 18~19
3月13日17時~3月14日9時 18~20
○過去の測定値(平成21年4月1日~平成22年3月31日):17~45ナノGy/h
群馬県による単位の説明は次の通り。
○Gy(グレイ)は物質が放射線を浴びることにより受けるエネルギーの量を表す。
1ナノGy/h=0.001マイクロGy/h=0.000001ミリGy/h
○Sv(シーベルト)は人体が放射線を浴びることにより受けるエネルギー量で、今回のような緊急時にはGy=Svと考えて良い。